血管内皮障害と脈管増生因子に基づくフォンタン術後リンパ系合併症の病態解明

Project Details

Outline of Research at the Start

フォンタン手術後の高静脈圧状態が、なぜリンパ系合併症の原因となるかは明らかではない。フォンタン術後慢性高静脈圧状態が血管内皮障害を起こすことで血清Angiopoietin2が上昇し、リンパ管増生因子であるVEGF-Cとのクロストークの結果、リンパ管新生が起こると仮定し、1. フォンタン術後患者における血管内皮微小粒子の測定とmicroRNAを用いた静脈内皮細胞障害の検証、2. 下大静脈部分結紮ラットによる高静脈圧モデルの作成とリンパ異常の検証、3. モデルラットに対するAng2阻害剤、VEGF-C阻害剤、mTOR受容体拮抗剤投与によるリンパ管新生抑制への効果の検証を行う。
StatusActive
Effective start/end date2025/04/012028/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,420,000.00

Keywords

  • フォンタン
  • リンパ
  • タンパク漏出性胃腸症