自然免疫と長鎖ノンコーディングRNAを起点とした川崎病の病態解明

  • Okabe, Mako (Principal Investigator)

Project Details

Outline of Research at the Start

川崎病は小児に発症する血管炎で、未だに原因不明の疾患である。近年、基礎科学の分野では長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA)の発見が相次いで報告されており、lncRNAは遺伝子の発現を調節していると考えらている。自然免疫の関与する川崎病においても、lncRNAは重症な役割を担っていると考えられる。川崎病におけるlncRNAの遺伝子発現の動態を検討することで、炎症経路の解明や新たな治療戦略に繋がると可能性があると考えた。単球由来RNAを用いてCAGE法によるトランスクリプトーム解析を行い発現変動している遺伝子を同定する。これらの遺伝子の機能解析を行い 川崎病のメカニズムや治療への応用を目指す。
StatusFinished
Effective start/end date2019/04/012020/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥1,820,000.00

Keywords

  • 川崎病
  • ロングノンコーディングRNA
  • RP1-28O 10.1
  • G0S2
  • CAGE-seq
  • 単球
  • Toll Like Receptor
  • 自然免疫
  • ノンコーディングRNA
  • CAGEシークエンス