膜イオンチャンネルに着目したCTCクラスター化阻害分子機構解明による胃癌治療戦略

Project Details

Outline of Research at the Start

CTCのクラスター形成は癌細胞が循環血液中で生存し、転移を形成するステップとされている。植物由来の強心配糖体が、ナトリウムポンプを介して、CTCのクラスター化を阻害することが報告され、申請者らは動物由来生薬成分である複数の強心配糖体の抽出に成功している。本研究では、胃癌手術検体由来ヒト癌細胞を用いて、マウス転移モデル、CTCバイオアッセイモデルにより、動物由来強心配糖体等生薬成分による転移抑制効果を検証し、CTCのクラスター化阻害における分子機構を解明する。本研究成果は、CTCの細胞膜ナトリウムポンプを標的とした創薬開発につながり、CTCバイオアッセイモデルは様々な血行性転移解析に応用できる。
StatusActive
Effective start/end date2025/04/012028/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000.00

Keywords

  • CTCクラスター化阻害
  • 新規胃癌治療戦略
  • 強心配糖体