Project Details
Outline of Research at the Start
経鼻投与された薬物は、鼻腔内嗅神経領域から脳へ直接移行することが知られており、近年、経鼻投与は脳への効率的な薬物送達法として注目されている。一方、生体に対する鼻腔面積は小さく、鼻-脳薬物移行経路を介して脳内送達される薬物絶対量は少ないため、実際に有効薬物量を脳内送達することは難しい。そこで本研究では、治療効果が得られる鼻-脳薬物移行量を担保できる経鼻薬物送達基盤技術を開発するため、脳内生理機能に同調させた経鼻適用法の開発及びより高い脳送達を達成できる経鼻投与型製剤の創製の両アプローチにより、実装性の高い神経炎症治療戦略を構築する。
Status | Active |
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Effective start/end date | 2025/04/01 → 2028/03/31 |
Funding
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000.00
Keywords
- 経鼻投与
- 神経変性疾患
- 脳内薬物送達技術
- 睡眠サイクル
- 神経炎症