脂肪酸が腸管幹細胞の分化・自己複製を活性化するシグナル伝達を制御する機序の解明

Project Details

Outline of Research at the Start

脂質合成のマスターレギュレーターであるSREBPは様々な生体内ネットワークの起点や実行因子を担っており、生命や細胞の健康を維持するために欠かせない因子である。これまでSREBPのアイソフォームの1つであるSREBP-1aに着目し、独自に作製した遺伝子欠損マウスの解析から、SREBP-1aによる脂質制御の生体組織における重要性を解明してきた。その中で、SREBP-1aは小腸の陰窩を構成する細胞において、脂肪酸制御の中枢を担うことを見出した。本研究では、小腸陰窩の脂肪酸制御がどのように小腸内部構造の形成に関与するのか、腸管幹細胞の分化・自己複製を制御するシグナル伝達に着目して解明する。
StatusActive
Effective start/end date2024/04/012026/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000.00

Keywords

  • 脂肪酸
  • 腸管幹細胞
  • SREBP