神経変性疾患に有効な伝統薬物分子の探索とその治療戦略

  • 小松, かつ子 (Principal Investigator)
  • 田中, 謙 (Co-Investigator(Kenkyū-buntansha))
  • 東田, 千尋 (Co-Investigator(Kenkyū-buntansha))
  • 貫名, 信行 (Co-Investigator(Kenkyū-buntansha))

Project Details

Abstract

タンパク質凝集体産生抑制作用を示した生薬Aのメタノールエキス及び化合物の作用機序を検討した。ハンチンチン産生には影響がないことを確認したので、分解系についてプロテアソーム系及びオートファジー系について検討した結果、オートファジー阻害細胞においても凝集素阻害効果が認められ、一方プロテアソームを阻害すると効果が減弱することから、分解系、特にプロテアソーム系の活性化が作用機序に関与していることが示唆された。生薬エキス(10mg/kg)をハンチントン病モデルマウスに経口投与し、生存日数を検討した結果、コントロール群に比して延長した。また、投与群では機能の改善が見られ、病理学的にも核内封入体の減少が認められた。
StatusFinished
Effective start/end date2007/01/012008/12/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥3,300,000.00

Keywords

  • 伝統薬物
  • 東洋医学
  • 代替医療
  • アルツハイマー病
  • ハンチントン病
  • 和漢薬
  • 石菖蒲
  • アルカロイド
  • アルッハイマー病