Project Details
Abstract
ホール係数と同じ磁場下での物理量である磁気抵抗の測定も同時に進めている。我々は、液体テルルが正符号の磁気抵抗を示すことを明らかにした。磁気抵抗の存在は、テルルの金属性が自由電子モデルのような単純な機構によらないことを示唆する。電気伝導度が小さくなるにつれて、磁気抵抗の大きさは小さくなる。得られたデータ外挿すると、最小金属伝導度を示す温度付近で、磁気抵抗はゼロになる。このことは、金属領域と半導体領域では伝導機構が異なることを示唆する。
Status | Finished |
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Effective start/end date | 1996/01/01 → 1996/12/31 |
Funding
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥1,000,000.00
Keywords
- 液体
- カルコゲン
- ホール係数
- 磁気抵抗
- 金属-半導体転移
- セレン
- テルル