法医剖検脳のリサーチリソース化とその特性を生かした多角的臨床病理研究

Project Details

Outline of Research at the Start

本研究は法医解剖例の有効な研究利用を目指して設立した本邦初の法医ブレインリサーチリソースセンターに登録した1500例超の法医剖検例につき,法医解剖の解析意義が高いと考えられる以下の4つの研究を行う.1. 外傷性軸索損傷 (traumatic axonal injury; TAI)の診断基準の確立, 2. レビー関連疾患 (LBD)の早期病理,病理学ステージと死因(突然死,事故死,自殺)の関連,3. 進行性核上性麻痺(PSP)の早期病理,4. てんかん急死例の遺伝子学的背景、の解明を行う.法医学,神経病理学や臨床神経病学,精神医学の発展に貢献し得る実用性の高い研究成果を得ることを目指す.
StatusActive
Effective start/end date2023/04/012026/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥14,300,000.00

Keywords

  • 神経変性疾患
  • 法医解剖
  • 自殺
  • 頭部外傷
  • てんかん
  • 神経病理
  • 神経外傷
  • レビー小体病理
  • 進行性核上性麻痺
  • 遺伝子解析
  • 剖検脳研究
  • レビー小体関連疾患