Project Details
Abstract
本研究は,沿岸海底湧水(SGD)の淡水・熱フラックスに着目し,海洋大循環の1/10モデルである日本海をフィールドとして,高緯度海域における海水沈み込みへのSGDの影響解明を目的とした。降水のほとんどがSGDとして流出する利尻島及びその周辺海域,またオホーツク海に隣接するサロマ湖・能取湖を調査した結果,SGDが栄養塩など化学物質のみならず,淡水や熱輸送の重要なルートとして,海洋の成層構造/海洋循環に影響を及ぼしている実証が得られた。
Status | Finished |
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Effective start/end date | 2007/01/01 → 2009/12/31 |
Funding
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥20,410,000.00
Keywords
- 物質循環
- 沿岸海底湧水(SGD)
- 淡水
- 低塩分
- 低温
- 低溶存酸素
- 利尻島
- 熱収支
- 日本海
- 栄養塩濃度
- 硝酸
- サロマ湖
- 海氷
- 熱輸送
- 窒素