Quantifying the Role of Riverine Nutrient and Carbon Transport on the Oceanic Carbon Budget

Project Details

Outline of Research at the Start

河川による陸域から海洋への物質輸送は、海水中の溶存物質の主な供給源の一つである。従来の海洋生物地球化学モデルでは、河川を介した炭素の輸送とそれが海洋炭素循環に与える影響が十分に考慮されていない。しかし、その炭素輸送量は海洋が吸収する人為起源二酸化炭素量と同程度であると推測されており、これを考慮に入れることは海洋炭素収支を正確に把握する上で重要である。本研究では、風化・侵食モデルに基づいて河川を介した栄養塩と炭素の負荷を計算し、それを海洋モデルに入力して数値実験を行い、地球規模および沿岸域の局所的な海洋生物地球化学循環への影響を定量的に明らかにする。
StatusActive
Effective start/end date2025/04/012027/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥3,900,000.00

Keywords

  • 河川による物質輸送
  • 大気-海洋間二酸化炭素ガス交換
  • 海洋生物地球化学モデル
  • 風化・侵食モデル