新しい高原子価ビスマス触媒の創成とフェノール酸化を起点とする有機合成への展開

Project Details

Outline of Research at the Start

ビスマス(Bi)は低毒性で安価な金属であり様々な分野で利用されるが、有機合成分野では触媒的利用が枢要な課題である。また、フェノール類は入手容易な基質であり、フェノールを基盤とした有用材料の合成が望まれている。本申請研究では、Bi触媒による申請者独自のフェノール類の酸化法(Org. Lett. 2023)を基軸として、強力な酸化力をもつ新たな高原子価Bi触媒の構造設計と酸化反応へ応用し、さらに、Bi触媒反応による環境負荷低減型反応の開発を実施する。そして、Bi触媒の特性を活かした天然物の全合成や不斉合成に展開し、Bi化学を発展させる。
StatusActive
Effective start/end date2025/04/012027/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,810,000.00

Keywords

  • ビスマス
  • 触媒反応
  • 酸化
  • フェノール