我が国の労働安全衛生規制とISOの関係に関する研究

  • 小畑, 史子 (Principal Investigator)

Project Details

Abstract

こうしたISOの労働安全衛生マネジメントシステム規格策定の議論を受けて、わが国では、1990年代に、中央労働災害防止協会による「安全衛生マネジメントシステム評価基準」をはじめとする国内団体規格作りへの取組みが行われ、行政サイドでも、労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針(平成一一・四・三○労告五三号)が作られた。この指針は、ベテラン管理者個人の能力に依存しない組織的な安全衛生管理システムの導入を進めていくことを目的に、職場内の危険有害要因の減少、事業場の安全衛生水準の向上のために、「計画-実施-評価-改善」という一連のプロセスを明確化した連続的、継続的な安全衛生管理を行おうとするもので、ISOの発想の影響がうかがわれる。また、日本が政府代表として出席する予定のILOの専門家会合において正式決定が行われることになったことから、わが国の規制に近い形で国際的な規格が作られる可能性が高まった。
StatusFinished
Effective start/end date1999/01/012000/12/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥1,800,000.00

Keywords

  • ISO
  • 労働安全衛生
  • ILO
  • 労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針
  • OHSAS18000
  • PDCAサイクル
  • ISO14000
  • 安全衛生管理体制
  • 労働安全衛生管理システム
  • ISO(国際標準化機構)
  • ISO9000
  • ISO14000s
  • PL法
  • BS7750
  • JISZ9901〜9904
  • 第9次労働災害防止計画