帝政ロシアのアジアロシア入植地集落における移住者の文化の持続性と変容に関する研究

Project Details

Outline of Research at the Start

本研究は、帝政ロシアにおけるアジアロシア入植者の定着と適応に関する研究である。19世紀後半以降、移住者数の増加とともに送出県もヨーロッパロシア全域に拡大し、アジアロシア入植地には出身地域や文化的背景を異にする入植者が混住する集落が形成されるようになる。このように多様な文化的背景をもつ人々が、故郷の伝統や慣習をそれぞれ持ち込んで共存する空間では、人々の暮らしはどのように構築されるのか、そこに見られるのは文化の持続性か変容なのか。この点について明らかにするために、入植地の農村社会や農民家族の実態に迫っていく。
StatusActive
Effective start/end date2023/04/012028/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,160,000.00

Keywords

  • ロシア近代史
  • 移民史