妊娠子宮での免疫寛容の誘導における樹状細胞とPD-L1/PD-L2の役割

Project Details

Outline of Research at the Start

妊娠中の免疫において、樹状細胞(DCs)は着床や胎盤形成に重要な役割を果たす。これまで我々は、着床前の子宮内DCsの未熟樹状細胞の増加および免疫抑制能を有するPD-L2+ 成熟樹状細胞の出現といったDCsの性質変動について明らかにしてきた。原因不明の不育症や妊娠高血圧腎症や子宮内胎児発育不全において、免疫不全との明らかな因果関係は示されていない。本研究の目的は、①ヒトの妊娠子宮における正常な妊娠免疫におけるDCsの役割とその異常(妊娠免疫における不全)によって誘導される病態を明らかにすること、②得られる知見を基に、関連する病態の疾患バイオマーカーや治療標的の検出を試みることである。
StatusActive
Effective start/end date2025/04/012027/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,810,000.00

Keywords

  • 妊娠免疫寛容
  • 樹状細胞
  • tolerogenic DCs
  • 制御性T細胞
  • 子宮