四節機構による新しい起立支援装置が付いた歩行器の開発

  • 木下, 功士 (Principal Investigator)

Project Details

Abstract

本研究により,肘を押し上げるリンクをガススプリングにより駆動させることで,立ち上がりの瞬間に肘部を押す力で200N程度の十分な補助力を得られることが分かった.しかしながら,立ち上がり姿勢となるまで肘を押し上げるためには,誘導するリンク端を800mm程度の高さまで上げる必要があり,その結果誘導リンクが前方に50°以上前傾していまい歩行器のグリップとして使用するに適さないという問題や誘導装置を歩行器に取り付けた歩行器が転倒しないために,ベッドの下部まで転倒防止用のアームを伸ばす必要があり操作が複雑になり歩行器の重量が増してしまうといった問題,ガススプリングの動作回転角が大きくストローク確保のために揺動構造としたシリンダ部が大きく回転してフレームの外に飛び出してしまうといった問題があるため,実用を目指すためには更なる研究が必要である.
StatusFinished
Effective start/end date2007/01/012007/12/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥490,000.00

Keywords

  • 歩行器
  • 起立支援