口腔細菌由来プロテアーゼからのCOVID-19病態解明~新規重症化制御法への展開

Project Details

Outline of Research at the Start

高齢者は呼吸器感染症重症化のハイリスク集団である。COVID-19でのオミクロン株では増強した宿主受容体への結合力と免疫逃避力にもかかわらず、重症化しにくいというパラドクスが存在する。我々がin vitroで確かめたプロテアーゼによるウイルス感染増強作用に着目し、COVID-19ハムスターモデルで表現型を確かめる。特に、歯周病菌に由来するプロテアーゼに着目し、具体的な細菌と細菌由来プロテアーゼの特定を行う。免疫とウイルスの関係だけでは説明できない病態への細菌の影響を明らかとすることで、高齢者での重症化機序を解明するとともに、新たな治療標的を活用した重症化予防マネジメントの構築をめざす。
StatusActive
Effective start/end date2023/04/012026/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥18,720,000.00

Keywords

  • COVID-19
  • 嫌気性菌
  • プロテアーゼ
  • 共感染
  • Fusobacterium
  • Prevotella
  • インフルエンザ
  • 細菌叢