初等教育における生物季節の観測を目的とした理科教育教材の開発と実装化

  • Wada, Naoya (Principal Investigator)
  • 井田, 秀行 (Co-Investigator(Kenkyū-buntansha))
  • 植原, 俊晴 (Co-Investigator(Kenkyū-buntansha))

Project Details

Outline of Research at the Start

生物季節観測は、小学生児童が生活を送る地域の中でも観察が可能な動植物を対象にしており、気候変動の進行具合やその影響を簡便に検出できると同時に身近に感じることができる取組みとして重要である。本研究の目的は、多様な「ランドスケープ」が存在する小学校に通学する児童を対象に、理科教育の一環として生物季節観測に関する教材を開発することにある。音声記録装置を用いた定点観測網により当該地域における「サウンドスケープ」を明らかにし、対象動物の音声(鳴き声)の季節変動と日周リズムを定量化して、初鳴日特定や生物多様性評価を行う。気象庁の事業を地域の小学生児童が部分的に引き継ぐ形で社会実装化することも試みる。
StatusActive
Effective start/end date2023/06/302026/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥6,110,000.00

Keywords

  • 生物季節観測
  • 理科教材
  • セミ
  • 初鳴日
  • 生物季節
  • 音声モニタリング
  • サウンドスケープ
  • 気候変動
  • 環境教育