Project Details
Outline of Research at the Start
乳癌に対する乳房再建術としての脂肪注入において、乳腺切除後にできた瘢痕により乳房皮膚と大胸筋との癒着が生じている場合、脂肪の生着率が低下し、治療に難渋する。そこで、「脂肪シート」を開発し、乳癌手術と同時に乳頭乳輪下に挿入することで脂肪注入の良質な母床形成を図り、十分なボリューム形成と膨らみのある自然な乳房再建を目指す。脂肪組織の採取は富山大学形成再建外科・美容外科で行い、採取した脂肪組織は京都大学へ輸送する。京都大学形成外科にて、採取された脂肪から作成したナノファットをペルナックGプラスへ含浸させ「脂肪シート」を作成し、ヌードマウスへの移植と評価を行い、「脂肪シート」の実用性を評価する。
Status | Active |
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Effective start/end date | 2025/04/01 → 2028/03/31 |
Funding
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥3,770,000.00
Keywords
- 乳房再建
- 脂肪注入
- 再生医療
- ナノファット
- 人工真皮