人工的なPS露出によるeat-meシグナルは免疫チェックポイントを上回るか

Project Details

Outline of Research at the Start

がん腫瘍には細胞を貪食・除去する作用をもつ免疫細胞、マクロファージが集積しているが、がん細胞との間の免疫チェックポイント相互作用により、貪食作用が抑制されている。このマクロファージががん細胞を貪食するよう誘導できれば、がんの除去に利用することが可能になる。本研究では、応募者が開発した脂質スクランブリングペプチドによるPS露出が免疫チェックポイントを上回って、マクロファージの貪食を誘導できるかを明らかにする。本研究は、脂質スクランブリングによるPS露出を介してマクロファージによるがん細胞の貪食を誘導する、というがん免疫療法の新規戦略を開発する上で基盤となる研究である。
StatusActive
Effective start/end date2023/04/012026/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000.00

Keywords

  • フリップフロップ
  • スクランブラーゼ
  • 膜貫通ペプチド
  • リン脂質
  • ホスファチジルセリン
  • 貪食