Project Details
Outline of Research at the Start
日本の武術に関する人文社会科学的研究の多くは、歴史学的手法から近代化を論じるものが多く、武道以外の武術についてほとんど興味を示してこなかった。本研究の目的は、今日の日本における武術の実態を民族誌的に明らかにしていくことである。具体的には、民俗芸能として行われる武術を対象に、①どのようなアクターが関わるか、②どのように運営されているのかを把握したうえで、③関わるアクターがどのようにしてその実践を生み出しているのかについて、アクター間の相互関係に着目し、その動的な関係性から検討していく。その上で、歴史学的手法からのみ示されてきた武術研究に対して批判的に捉える視座を示す。
Status | Active |
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Effective start/end date | 2022/04/01 → 2026/03/31 |
Funding
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥1,950,000.00
Keywords
- 沖縄空手
- 獅子舞
- 武術
- 芸能武術
- 文化資源
- 武術的身体表現
- 武術の民族誌
- スポーツ人類学
- 百足獅子
- 地域コミュニティ
- 武術的多元性
- エージェンシー論