Project Details
Abstract
(2)多量劣調和関数を用いて,研究代表者が定義した計量について。 複素平面内の円環領域Aの小林計量をK,上記計量をP,カラテオドリ計量をCとする。比C/P,P/Kは区間(0,1)の値をとる,正則自己同型で不変な関数であり,いずれも,Aの中心円で最小値をとることが知られていたが,我々は,C/PとP/KがAのダブルであるトーラスの双対トーラスに関する,それぞれ,2種類のテータ関数そのもので表されることを示した。不変計量がテータ関数で表されるというのは興味深いことである。
Status | Finished |
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Effective start/end date | 1992/01/01 → 1992/12/31 |
Funding
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥2,000,000.00
Keywords
- 不変計量
- バーグマン計量
- 等質有界領域
- 正規j-代数
- 対称領域
- 多重劣調和関数
- 円環領域
- テータ関数