リソソームからのビタミンB12輸送障害の分子機構解明と治療薬開発への応用

  • Kawaguchi, Kosuke (Principal Investigator)

Project Details

Outline of Research at the Start

ビタミンB12は必須の栄養素で、先天的なビタミンB12代謝異常は重篤な疾患の原因となる。ビタミンB12の細胞内代謝経路のうち、オルガネラ膜を越えて輸送される機構は未だ不明である。リソソーム内から細胞質への輸送障害の原因として、ATP-binding cassette (ABC)タンパク質ABCD4およびリソソーム膜タンパク質LMBD1の機能不全が報告されている。両タンパク質が関与するリソソームから細胞質へのビタミンB12輸送および輸送障害の生化学的機序について解析を行うとともに、ビタミンB12輸送障害を回復する化合物の探索を行い、有効な治療薬開発につながる分子基盤を確立する。
StatusFinished
Effective start/end date2020/04/012022/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,160,000.00

Keywords

  • ABCタンパク質
  • リソソーム
  • ビタミンB12
  • メタノール資化性酵母
  • プロテオリポソーム再構成
  • プロテオリポソーム