Problem between crack growth behavior and self-lubrication film on fatigue design of polymer ball bearing

  • 梶原, 周平 (Principal Investigator)

Project Details

Outline of Research at the Start

近年、ポリマーが備える自己修復作用が注目されているが、疲労設計の立場から自己修復作用を研究した事例は少ない。これは、ポリマー内で破壊と修復が競合し、疲労寿命の理解を困難にするからである。水中潤滑下のポリマー軸受については、き裂の進展期間が寿命を支配していることが明らかになっている。一方、自己修復作用が期待できる成膜現象は無潤滑下でのみ影響するとされ、水中潤滑下では注目されてこなかった。しかし、申請者が水中潤滑下におけるポリマー軸受を調査した結果、破壊を起こすき裂と修復が期待される「膜」が併存する荷重条件を発見した。本研究ではき裂と自己修復膜の修復作用を関連付け、き裂の進展期間を評価する。
StatusActive
Effective start/end date2025/04/012027/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥1,400,000.00