Project Details
Abstract
バナジウム錯体. [V(IV)OCl_2(bpy)]および[V(III)Cl_3(CH_3CN)(bpy)]のジクロロメタン溶液が, 新規な振動反応を示すことを発見し, その特徴について研究を行った。その結果, (1)この振動反応は溶媒に強く依存し, ジクロロメタン溶媒でのみ観測される事, (2)振動反応誘導期間は, 出発錯体や添加物によって変化する事, (3)温度低下が振動反応の引き金となる事, (4)この温度低下効果は溶存酸素量の増加による事, を明らかにした。
Status | Finished |
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Effective start/end date | 2007/01/01 → 2008/12/31 |
Funding
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥3,640,000.00
Keywords
- 金属錯体化学
- 振動反応
- バナジウム錯体
- 酸化還元反応