ニューロセンサー型転写因子の機能理解と同調制御による革新的記憶改善法の開発

  • 田渕, 明子 (Principal Investigator)
  • 伊原, 大輔 (Co-Investigator(Kenkyū-buntansha))

Project Details

Outline of Research at the Start

認知症克服は、超高齢社会における喫緊の課題であるが、神経細胞死、神経回路の破綻、脳機能の障害を防止する治療法の開発が望まれる。最近、転写因子CREBに加え、別の転写因子SRFも記憶に重要であることが示された。我々は、CREBとSRFに結合する転写コファクターが「同調制御」され、遺伝子発現の場である核に移行すること、アルツハイマー型認知症で認められるAbetaによりそれが阻害されることを発見した。両転写コファクターをニューロセンサー型転写因子と名付け、両者の「同調制御」が従来の「個別制御」では得られない相乗効果として、革新的な記憶改善を引き起こす機構の解明と薬の開発を目指す。
StatusActive
Effective start/end date2023/04/012026/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥18,850,000.00

Keywords

  • CREB
  • SRF
  • 遺伝子発現
  • 同調制御
  • 記憶