カンナビノイド類の構造多様性拡大に寄与する機能改変酵素の創出

  • 児玉, 猛 (Principal Investigator)

Project Details

Outline of Research at the Start

幻覚活性を抑制した非天然型カンナビノイドの医薬品への応用に興味が持たれている。また,最近では,カンナビノイドの生合成酵素遺伝子を酵母に組み込むことで,カンナビノイドの物質生産系が報告されている。しかし,カンナビノイドのポリケタイド骨格の生合成に関わるⅢ型ポリケタイド合成酵素TKSとポリケタイド閉環酵素OACの基質特異性の限界があり,生合成工学を用いた非天然型カンナビノイドの多様性の拡大は困難を極めている。本研究では,TKSとOAC,OACと高い相同性を示しながらOAC様活性を示さないPOP-3に変異を導入することで,カンナビノイドの多様性拡大に資する機能改変酵素の創出を図る。
StatusFinished
Effective start/end date2023/04/012025/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000.00

Keywords

  • 酵素工学
  • ポリケタイド合成酵素
  • 閉環酵素
  • 生合成
  • ポリケタイド