エチニルピリジンを基本単位とする水素結合性糖認識ポリマーの開発

  • 脇, 稔 (Principal Investigator)

Project Details

Abstract

^<13>C NMRを用いてグルコースのα/βの存在比率の時間変化を追跡した。^<13>CNMRから見積もられたβアノマーの比率とCDスペクトルの強度を時間に対してプロットしたところ、これらはほぼ同じ曲線をたどることがわかった。相互作用する糖の変旋光に連動して、CDスペクトルの強度が変化していることが明らかとなった。この現象の一般性を調べるため、グルコース以外の糖についても同様の実験を行ったところ、マンノースとアロースにおいても、変旋光によりCDスペクトルの強度が変化することが判明した。これらの事実は糖の変旋光がポリマーの高次構造の変化に写し取られたことを意味し、非常に興味深い知見である。
StatusFinished
Effective start/end date2005/01/012006/12/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥1,800,000.00

Keywords

  • 高分子構造・物性
  • 分子認識
  • 有機化学
  • らせん