アウターライズ断層における流体・物質循環の規模と大気海洋環境への影響の評価

Project Details

Outline of Research at the Start

現在の地球大気・海洋は、断層や火山を経由して地球深部から放出された水などの揮発性物質が蓄積して形成したと考えられている。日本海溝のアウターライズ(海溝外縁隆起帯)の大規模正断層では、マントル-海洋間の流体循環が存在している可能性が指摘されている。アウターライズ断層における流体循環はグローバル物質循環に大きく寄与し大気海洋環境を支配してきた可能性があるが、その規模については観測が不十分であるため不明瞭である。本研究ではマントル成分の寄与に敏感なヘリウム同位体などを用いて、アウターライズ断層における物質循環と、それがグローバル物質循環や大気海洋環境に与える影響を調査する。
StatusActive
Effective start/end date2022/04/012027/03/31

Funding

  • Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,680,000.00

Keywords

  • 物質循環
  • アウターライズ
  • 断層
  • 地球化学