Project Details
Outline of Research at the Start
令和6年能登半島地震の際に,富山湾南部において,海底地すべりにより引き起こされた津波の存在が推定され,この海底地すべりや津波により,漁業設備などに多大な被害が発生したとされるが,実際には被害の要因やメカニズムは不明のままとなっている.本研究では,津波を引き起こした可能性がある海底地すべり(崩壊)地形について,水中ドローンを用いた現地調査を行い,崩壊物や崩壊規模,移動様式などを把握した上で,海底地すべりや津波のシミュレーションを実施し,観測された津波データと比較することで,海底地すべりに由来する津波の実体に迫り,津波被害や漁業被害の実態解明の一助とするとともに,将来のリスク予測につなげる.
Status | Active |
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Effective start/end date | 2025/04/01 → 2028/03/31 |
Funding
- Japan Society for the Promotion of Science: ¥4,550,000.00
Keywords
- 海底地すべり
- 津波
- 令和6年能登半島地震
- 富山湾
- 水中ドローン